サン・イ ブログ

ホーム > サン・イ ブログ > ボイラー運転は効率第一

ボイラー運転は効率第一

2016.06.27分析計

 

燃焼効率を最大限に利用するには

ボイラー燃焼排ガス中のCO、O2、CO2濃度測定は、なぜ必要になるのでしょうか。

ボイラー効率は、本体の構造及び燃焼効率により決定されます。

燃焼性に関しては、

1)季節変動による燃焼空気温度変化

2)燃料種類

3)各種設定値の経年変化

に代表されるパラメーターで変化します。

 

常に燃焼効率を最大限に利用するためには、下記のような排ガス成分による燃焼排ガスの測定が

必要となります。

1) O2(残存酸素)濃度の測定

   理論空気量で燃焼すると残存O2はゼロとなります。

   しかし、現実的にはO2が4~10%程度で(燃焼空気過剰率状態で)燃焼させます。

2) CO(残存一酸化炭素)濃度の測定

   完全燃焼するとCOは排ガス中に出ません。しかし通常の燃焼においては、ゼロより数値が多くなり

   ます。COは濃度が高くなると、例え環境濃度としても有害に作用します。したがって、煙道排ガス

   の濃度測定は必須となります。

3)CO2(残存二酸化炭素)濃度の測定

  通常の燃料においては、燃料が特定できると、CO2測定により燃焼空気過剰状態が確認できます。

4)燃焼効率に関しては、上記説明のように、O2或いはCO2、そしてCOの測定が必要となります。

5)油燃料の場合には、スモーク(煤濃度)の測定が追加されます。

 

 

CO2(二酸化炭素)測定の必要性

煙道ガスリークの確認には、CO2測定が必要です。

塗装ブース、焙煎機、パンオーブンなど各種装置で安全管理上有効な手段となります。

また、暖房機や燃焼装置を室内に設置したり、煙道が屋内から屋外へ設置されている場合には、

屋内部分の煙道排ガス検知が必要です。

燃焼排ガスは、CO2の数値が8~12%と高く、煙道部分をプローブで確認することで、唯一確認が

可能となります。

リエロ・ジャパンのCO・CO2分析計は、ガス会社様で多数ご利用頂いております。

 

 

燃焼排ガス分析計 KANE458NO のご紹介

各種燃焼装置の排出ガスは、分析計の使用により、下記項目を測定することで唯一確認が可能です。

 ●排熱ロスを少なく:排ガス温度の測定

 ●排ガスをクリーンで放出:CO、CO2、NO測定

COのみ、O2のみの測定では、完全ではありません。

燃焼排ガス分析計KANE458NOでは、CO・CO2・NOの測定に加え、排ガス温度と圧力の測定が

可能です。

 

<燃焼排ガス分析計 KANE458NO>

 ●測定項目:CO(0~2000ppm)、CO2(0~20%)、NO(0~100ppm)

 ●計算表示:O2(0~21%)、CO/CO2比、燃焼効率、空気過剰率、熱損失

 ●排ガス温度(0~600℃)、圧力測定、データ保存可能

 ●ワイヤレスプリンターへ出力可能(オプション仕様)

 

HP_455

KANE458NOについての詳細はこちらから。 

製品についてのご質問やお見積依頼は、お電話または、お問合せフォームよりご連絡下さい。